ウクレレとの縁

20代前半の頃だったと思います。

 

横浜に遊びに行き、山下公園の近くのアジアン雑貨屋さんにふらりと立ち寄り、そこで小さいギターみたいなものを見つけて、「かわいい!」と思って買ったのが、私とウクレレの出会いです。

 

でも、当初、私はその楽器を”ミニギター”と呼んでいました。

 

ウクレレだとも知らず、手に取ったそれが、ウクレレだと知ったのは、何年も後のことでした。

 

よくよく考えると、高木ブーさんや牧信二さんがウクレレをテレビで弾いているのは見ていたと思うのだけど、興味がないと、覚えていないものですね。

 

”ミニギター”は独学では弾きこなせず、早々にインテリアと化しました。

 

ギターではないので、ギターの教則本も使えないし、ウクレレとも知らなかったので、教則本の探しようもなく、放置されたのでした。

 

その後、どうしてかは忘れてしまったけれど、”ミニギター”だと思っていたものが、ウクレレだとわかりました。

 

ウクレレとわかったものの、相変わらず弾けないまま。

 

弾けもしないのに、通販カタログで、自分で作るウクレレキットというのを見つけ、購入し、組み立てて、自分で色を塗り、完成して弾こうとしたら、変な音で(チューニングをしないといけないことも知らなかったので)、工作レベルの自作ウクレレは早々に壊れてしまったということもありました。

 

何だかんだで、ウクレレのインテリア歴約10年。

 

遊びにいった横浜で、何気なく手に取ったウクレレ(ミニギター)を10年近く温めた(インテリアにしていた)私が、今ではウクレレを教えています。

 

こういうのを、縁なのかなと思います。

 

ウクレレは弾けないけど、部屋の模様替えをすると、いつもウクレレは部屋の中の目立つところに置いてあったので、今思い返してみても、最初に「かわいい!」と思った気持ちはずっと変わらないので、弾けなくてもウクレレが好きだったんだなぁと思います。

 

昔も今も、ウクレレの姿かたちは私のツボで、特にソプラノのサイズのウクレレは、たまらないです。見ていて、飽きないかわいさです。

 

私のように、ウクレレに興味はあっても、仕事の関係で習いに行けなかったり、音色は好きだけど弾くのは無理そうだと思ったりする方もいると思います。

 

それでも、なぜかウクレレに惹かれるという方は、ウクレレに縁がある方だと思うので、きっと、自分のタイミングでウクレレを習う環境が整ったり、弾きたいと思うきっかけがやってきたりするように思います。

 

縁というのは、不思議だなぁと思います。

 

不思議といえば、横浜で”ミニギター”を買った1年後ぐらいに、ふと思い出し、買ったお店に行ってみようと思い、山下公園近辺の思い当たる路地を歩き、探してみたのだけど、それらしいお店が見つかりませんでした。

 

買ったのは事実で、ちゃんとに物もあるのに「あれを買ったのは実在したお店だったなかなぁ」「どこか違う次元に迷い込んでしまった先にあったお店だったのかなぁ」と、今でも不思議に思います。

 

1年の間に店じまいしてしまったのかもしれないけど、偶然立ち寄ったお店だっただけに、それもまた縁なのかなとも思います。